2月8日高松で開催ガイドランナー体験会でボランティアに挑戦

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視覚障がいのある選手が全力を尽くすパラ陸上競技。その走りを支える「ガイドランナー(伴走者)」という存在をご存じでしょうか。選手とロープでつながり、目となってコースを導くこの役割は、パラスポーツの感動を分かち合える貴重な活動です。ボランティアに興味がある方に向けた情報を本記事では2026年2月、ジャパンパラ大会の開催に合わせて、香川県高松市で初心者向けの体験会が実施されます。

ガイドランナーの役割と視覚障がい者陸上の基礎

ガイドランナー(伴走者)とは、視覚に障がいがある選手と伴走ロープ(テザー)でつながり、共に走るパートナーです。ただ速く走れば良いわけではなく、選手の安全を確保しながら状況を的確に伝えることが求められます。

競技会などでは伴走者が守る規定が定められており、選手と呼吸を合わせる信頼関係が競技の鍵となります。競技中、ガイドランナーは選手の「目」として機能します。

例えば、コースが左に曲がる際は「左カーブ、ゆるやか」といった具体的な情報を先回りして伝えます。選手の隣で同じ景色を共有しながら、ゴールを目指す一体感は他のボランティアでは味わえない大きな魅力です。以下の3点が主な役割です。

  • 選手の安全確保:路面の段差やカーブ、他の選手の状況を瞬時に判断して口頭で明確に伝えます。
  • 適切なペース調整:選手の能力を最大限に引き出すために最適な速度を維持し、ゴールまで導きます。
  • ペースや状況の共有:残り距離やペース、タイムの目安などを随時伝え、選手の走りを支えます。

なお国際規則では、テザーは手で保持し、伴走者が選手を押したり引いたりして推進してはいけないこと、フィニッシュは選手が先になるよう求められています。

ガイドランナーと選手が手にするロープは、単なる道具ではなく二人の意思を繋ぐ架け橋です。お互いの腕の振りが同調し、スムーズな加速が生まれたとき、二人はあたかも一つの生命体のようにトラックを駆け抜けます。

共生スポーツの醍醐味を知ることで、障がい者支援のイメージが大きく変わるはずです。

2月8日高松市で開催!ガイドランナー体験会の詳細

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2026年2月8日(日)、香川県高松市の「屋島レクザムフィールド 室内競技場」でガイドランナー体験会が開催されます。

主催は一般社団法人 日本パラ陸上競技連盟で、短距離におけるガイドランナーを体験しながら、障がいへの理解やパラスポーツへの関心を深めることを目的としています。

当日は講義と実技が行われ、同行援護やガイドランナーの基礎を学んだうえで、生活介助・競技サポートのやり方や、実際に30mをガイドする体験が予定されています。実施時間は9時30分から11時00分までです。

  • 開催日時と場所:2026年2月8日(日)9:30〜11:00/屋島レクザムフィールド 室内競技場(香川県高松市)
  • 参加対象:14歳以上で、ガイドランナーを体験してみたい方(30mを走れる方に限る)
  • 内容:講義(同行援護・ガイドランナーについて)、実技(生活介助・競技サポート、30mガイド体験)
  • 募集人数と参加料:最大30名/無料

室内で実施するため雨天決行となり、天候の影響を受けにくい環境で体験できます。地域で新しいボランティア活動を始めたい方にとって、最初の一歩にしやすい機会です。

視覚障がい体験から学ぶ!周囲の配慮とサポートの基本

ボランティアとして活動する前に、まずは視覚障がいのある方が日常やスポーツの場でどのような不安を抱えやすいのかを知ることが大切です。伴走の学びとして、視界を遮る形で移動を試し、声かけだけを頼りに動く体験を行うことがあります。

視界を閉ざした状態で他者の声を頼りに動く体験は、適切な声かけや状況説明の重要性に気づくきっかけになります。体験を通じて、単に「助ける」のではなく、相手と一緒に安全と走りやすさを作る意識を持ちやすくなります。

目が見えない状態で腕を振ったり足を上げたりする動作は、周囲への信頼なしには成り立ちにくいことを実感しやすくなります。

こうした学びは、スポーツの場だけでなく、日常の声かけや案内の場面でも役立つことがあります。

~良い伴走者とは障がい者ランナーが安心して走れる伴走者です。では目が見えない障がい者ランナーが安心して走れるとはどういうことでしょうか。

まず最も大切なことは視覚に障がいがあるランナーが安心して走れるように安全を確保し、周りで何が起きているか状況を説明することです。またランナーが走りやすいようにフォームや走路、ペースに気を配りましょう。最後は目標を持って走れるようタイムなどを管理することが大切となります。そのほか障がいの程度や現地までの移動手段、コースや周囲の状況などで必要なことが違ってきます。

視覚障がい者の方にしかわからないこと、感じられないことも多くあります。また一人ひとり不安なことや知りたいことも異なります。ここに挙げたことはほんの一例だと思って、相手が何をしてもらいたいかをよく話し合って下さい。~

特定非営利活動法人 日本ブラインドマラソン協会

以下の3点を意識して体験に臨むと、気づきが得やすくなります。

  • 不自由さの体感:視界を閉ざした際、段差や周囲の音がどう感じられるかを自分自身で確認します。
  • 信頼関係の構築:ガイド役の言葉がいかに安心感に繋がるか、受け手側としての感覚を学びます。
  • 具体的な伝え方:曖昧な表現を避け、「右に段差」「左カーブ」など明確な誘導を意識します。

初心者でも安心!伴走練習の進め方とボランティアの心構え

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ガイドランナーの実技練習は、選手と「絆(きずな)」と呼ばれる輪状のロープを持ち、並走時の距離感や腕振りの合わせ方に慣れることから始まります。

ロープは引っ張ってもらうための道具ではなく、方向や位置関係を共有するためのものです。張り具合の好みは選手によって異なるため、走りやすい状態を確認しながら調整します。

ロープが緩みすぎると方向感がつかみにくくなる場合がある一方で、強く引く動きは走りの妨げになるので避けます。

初回は、まず足の動きや腕振りを合わせることが大切です。安全を最優先に、声かけと距離感が安定してから徐々にスピードを上げます。練習で大切なのは、自分の走りを優先するのではなく、常に「選手が主役」であることを忘れない心構えです。

  • ロープの持ち方:輪状のロープを互いに軽く握り、距離が一定になるように保ちます。長さや持ち位置は事前に話し合います。
  • 腕振りと歩幅の同調:腕振りや歩幅がずれると走りづらくなるため、選手のリズムを観察して合わせます。
  • 合図と言葉の打ち合わせ:カーブ、段差、他の走者などは、曖昧な表現を避けて具体的に伝えます。練習前に、短い合図の言い方も決めておくと安心です。

また、走っている最中のコミュニケーションだけでなく、走行前後の体調確認や振り返りも信頼関係を深めます。強い励ましよりも、選手の不安を減らす落ち着いた声かけを意識すると安全につながります。

初心者でも、相手を尊重して丁寧に合わせていけば、ガイドランナーへの第一歩を踏み出せます。

地元の活動へ繋げよう!パラスポーツ支援を続けるヒント

2月の体験会で得た経験を一時的なものにせず、地元の活動へ繋げていくことは、パラスポーツに関わり続けるうえで大切です。

活動を続けたい場合は、競技団体や自治体の窓口、関連施設の案内ページなどで最新情報を確認し、参加・見学・運営サポートなど自分に合う関わり方を探すと始めやすくなります。

オンラインで情報収集をしたり、地元の練習会や体験会に参加したりすると、同じ関心を持つ仲間とのネットワークも生まれます。体験した内容をSNSで発信する場合は、写真や個人情報の扱いに注意し、関係者の許可を得てから共有すると安心です。

ステップ具体的なアクション期待できる効果
1. 情報収集・公式サイトを確認する
・自治体のページを確認する
・SNSでイベント情報を確認する
自分に合った活動を見つけやすくなる
2. 体験・学習・体験会に申し込む
・講習会に申し込む
・見学会に申し込む
基礎知識と安全意識を身につけやすくなる
3. 継続参加・地域の団体やクラブに問い合わせる
・参加できる形で継続する
無理のない範囲で活動機会を確保しやすくなる

パラスポーツへの関わりは、選手や運営を支えるだけでなく、参加する自分自身の視野を広げるきっかけにもなります。2月の高松での体験をきっかけに、まずはオンラインで最新情報を確認し、自分のペースで参加できる活動から始めてみてください。

まとめ

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2026年2月8日に高松の屋島レクザムフィールド室内競技場で体験会があり、講義と30mのガイド体験、視覚障がい体験を通じて基礎を学び、地域での継続的な支援へつなげます。

あとがき

ガイドランナーは単なる補助ではなく、人生を共有する対等なパートナーです。景色を言葉で伝え、一本のロープで鼓動を分かち合う体験は、深い感動をもたらします。

高松での一歩が、あなたにとって新しい世界を開くきっかけになれば幸いです。パラスポーツの未来を共に走る喜びを、ぜひ現場で味わってみてください。選手の輝きを支える時間は、きっとあなた自身の日常も明るく照らしてくれるでしょう。

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